中小企業診断士の資格を取得し経験を重ねれば、自宅開業をするのも良いでしょう。
自宅開業にはリスク管理をしっかりしよう
自宅の一室を事務所にして仕事を行っても、依頼や相談は受けることができます。
しかし自宅開業の場合は企業や事務所で仕事をするのとは異なるため、自分でリスク回避をしなければなりません。
仕事上のトラブルをなくすためには、きちんと準備をした上で中小企業診断士の仕事を始めるべきでしょう。
電話番号は仕事用のものを用意
たとえば電話番号ですが、自宅にある固定電話とは別に取得すべきです。
中小企業診断士は士業に該当するため、一般の社会人が通常業務では知り得ない情報を取り扱う場合もあります。
顧客が個人であっても企業であっても、それらに関する情報が漏えいしてしまうことは避けなければなりません。
仕事の電話には中小企業診断士本人が出るのが良い
自宅開業の中小企業診断士に依頼するため、ある企業の経営者が電話をしたとしましょう。
もし電話に出た相手が中小企業診断士ではなく、その家族だった場合を考えてください。
情報を外に漏らさないためには、守秘義務のある中小企業診断士本人、または事務員がいる場合は事務員が出るべきです。
家族の誰かが周囲に漏らしてしまえば、信頼を失い評価を落とす可能性もあります。
業務用のスマホ等を使う
電話代を少しでも安くしたいからといって、自宅兼用にすることはおすすめできません。
リスク回避の観点から言えば、新たに固定電話また業務用のスマートフォンを用意することが求められます。
資格取得と独立は少しでも早い方がいい
中小企業診断士として活動期間を短くしてしまうリスクを回避するためには、資格取得と独立は早い方が良いかもしれません。
ある資格の専門学校のデータを見ると、中小企業診断士の合格者は30代から40代が多いです。
おそらく若いころから企業に勤めていた人が勉強し、40代ごろに独立するのでしょう。
もちろん、それ以外の年代の方も合格しています。
ですから、50代や60代の方が挑戦して悪いことはありませんが、開業した後の苦労を考えれば少しでも早い方がおすすめです。
中小企業診断士は国家資格であり、一度取得すればトラブルでもない限り一生仕事に活かせるものです。
資格を活かして仕事ができる期間を長くしたいのであれば、早めに勉強を始めて、取得を目指すと良いでしょう。
まとめ
- 中小企業診断士の自宅開業にはリスク管理をしっかりすべきです。
- 電話番号は仕事用のものを用意するのがおすすめです。
- 仕事の電話には中小企業診断士本人が出るのが良いです。
- 業務用のスマホ等を使うのがおすすめです。
- 資格取得と独立は少しでも早い方がいいと思います。
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