賞状書士の月収はケースバイケースであり、一概に言うことはできません。
常に安定した仕事があるとは限らず、場合によっては表立った求人情報が存在しないこともあるためです。
賞状書士(筆耕)の報酬は出来高制のことが多い
ある企業が運営する資格情報サイトのデータによると、賞状書士は出来高制であることがほとんどです。
そのため依頼される案件数が多ければ、それだけ月収の額も多くなると言えるでしょう。
しかしまったく依頼がなければ、月収が0円だという場合も考えられるのです。
月収はそれほど高くなく、副業程度と考えた方がよい
月収は依頼を受ける案件の単価によっても左右されます。
上記の資格情報サイトのデータには、賞状1枚につき2,000円から5,000円が相場だとあります。
賞状書士として仕事を行う人が、1日の作業時間を使って確実に1枚を仕上げられると考えましょう。
1ヶ月のうちの活動日数は、22日間とします。
単価を仮に5,000円とすれば、1日あたりの収入は5,000円になります。
それを1ヶ月のうち22日間継続して行えば、11万円になります。
11万円から文字を書くために必要な消耗品などの費用を差し引いた額が、賞状書士の月収になるでしょう。
一枚当たりの単価や仕事量によって増減するのが現状
上記はあくまでも例であり、単価や仕事量により月収は11万円より高くなる可能性もあります。
そして11万円という額は、他の仕事をしていない人にとっては安いかもしれません。
しかし本業による月収で生活できる人は、副業として考えれば多いという場合もあるでしょう。
時期による収入の差が激しいので別の仕事と組み合わせて
また賞状書士の仕事で得られる月収は、時期によって変動すると考えておきましょう。
賞状書士の仕事内容の1つに、学校の卒業証書の文字を書くというものがあります。
学校の卒業式であれば、春を迎える前の3月に行われるでしょう。
依頼の相談をする学校側も、3月に間に合うように1月や2月ごろから賞状書士に相談するかもしれません。
つまり繁忙期と言える1月や2月ごろの月収は、他の月より多くなるかもしれないのです。
また、お中元やお歳暮などの時期には、デパートなどの特設会場での「のし」書きの仕事の需要が高まります。
その他、長期休み明けには子供向けのコンクールなどが行われ、入賞者には賞状が授与されます。
こうした時期にも賞状書士(筆耕)の仕事が増えるので、収入の増加が見込めます。
ただ、全体的に月収が不安定な仕事であるため、別の仕事と合わせてスケジュールを考えることも重要です。
まとめ
- 賞状書士(筆耕)の報酬は出来高制のことが多いです。
- 月収はそれほど高くなく、副業程度と考えた方がよいです。
- 一枚当たりの単価や仕事量によって増減するのが現状です。
- 時期による収入の差が激しいので別の仕事と組み合わせて考えましょう。